シェイド物語②〜バンド結成編〜
みなさんは
第一印象が良くなかった人と
仲良くなったケースはありますか?
「おかっぱミユキとシネマズ」や
NICE LOVE RECORDSの相棒として
14年一緒に活動している
おかっぱミユキとシェイドくんも
出会ったときは
あまり良い第一印象ではありませんでした。
https://niceloverecords.com/2018/07/15/shade/
今日はバンド結成までのエピソードを
振り返ってみたいと思います。
シェイドくんが大学時代にやっていたバンドの
ボーカル募集に応募したおかっぱミユキ。
曲を聴くや否や
「曲がダサすぎて全く聴く気にならない」
とズバッと言ってしまったおかっぱに
「そんな失礼なやつ無理だわ!」
と怒り心頭のバンドメンバー。
果たして、シェイドくんとおかっぱミユキは
どのようにして音楽のパートナーに
なるのでしょうか。
■破談
シェイドくんのバンドメンバーに
「曲がダサすぎて全く聴く気にならない」
と言い放ってから一週間。
結局スタジオでカバー曲を合わせてみる事に。
バンドメンバーから印象最悪だったおかっぱミユキ、
スタジオに入るもバンドメンバーの
誰からも目を合わせてもらえませんでした…笑
それならと、ちょこまかと移動して
ことごとくメンバーの視界に入るおかっぱミユキ。
なんと、「もぉ♪みんなシャイだな♪」と思っていたのでした。
ある意味ポジティブ。
結局、メンバーのうちのひとりが
笑いをこらえきれずに吹き出してしまい
楽しいのかなんなのかわからない雰囲気になりました。
何事もなくスタジオを終え帰路についたおかっぱミユキに
「ちょっと一緒にやっていくのは無理そうです。」
と連絡が来たのは言うまでもありません。
■別バンド結成
それからというもの、1からバンドを作っていこうと
楽器屋さんにメンバー募集の貼り紙をしていたおかっぱの元には、
いろんなミュージシャンから連絡が来ていたのでした。
その中のひとりに、とびきり変わったギタリストが居たので
その人とバンドを組む事に。
ギタリストの知り合いのドラマーも加わり
3人で活動をスタートする事になりました。
変なやつ同士、意気投合し
「これならメジャーデビューできる」と
曲作りも順調に進んでいきました。
■ふと思い出す
ボーカル、ギター、ドラム…とそろったら
メンバーとしてベースが欲しいところ。
ふと、破談になったバンドのベーシスト
シェイドくんの事を思い出したおかっぱミユキは
1か月ぶりくらいに連絡してみる事にしました。
「あ、シェイドくんですか」
「新しくバンド結成したんですがベースが居なくて」
「一緒にバンドやりませんか?」
これはいわゆる引き抜き行為にあたるので
今冷静に考えてみると、他のバンドメンバーさんに
めちゃくちゃ失礼な連絡だったのですが
「ちょうどドラムが就職活動で脱退したから」と
まさかのOKをもらったのでした。
■「ハイカラ」結成
結局、シェイドくんのバンドの
ギタリストも一緒に加入し
ボーカル、ギター×2、ベース、ドラムの
5人で本格的に活動をスタートする事に。
日本各地でライブをしたり自主出版でCDを出したりと
精力的に活動していました。
■東芝EMIから連絡が
たまたまインターネットでみつけたオーディションに
おかっぱが勝手に、
自主出版で出したCDを送ってみたところ
「他の曲も聴きたい」「ライブ映像はないか」と
東芝EMIから連絡が!!!
なにー!!!
またとないチャンス!!!
すぐさまメンバーに共有し、
ビデオテープを郵送したのでした。
さてさて、東芝EMIやらビデオテープやら
懐かしいワードがでてきましたが、
当時22歳だった我々…14年前の話です。
当時はスマホもなかったですし
パソコンを使って音楽制作する
デスクトップミュージックも
売れないバンドマンにとっては
一般的ではありませんでした。
11万円ほどのマルチトラックレコーダーを
メンバーで割り勘して買って使っていました。
※マルチトラックレコーダーはこんなやつ。
https://www.soundhouse.co.jp/category/middle/262
結成から半年。
レコード会社から連絡の来た我々は
どうなってしまうのでしょうか?
つづく。