弱視って知ってる?②~弱視について調べてみた~

みなさん「弱視」って
聞いたことありますか?

実は、私、おかっぱミユキ、
生まれた時から右目の視力が
あまりよくありませんでした。

生まれつきなもんですから
そのように見える世界が
当たり前だと思っていて
少しも不思議に思わなかったんですね。

おかっぱミユキ 弱視

 

■「弱視」とわかるまで

初めて視力検査をした記憶があるのは
小学一年生、6歳の時です。

左が1.5で右が0.1でした。

このとき特に問題視されるわけでもなく
その数字が何を意味するかもわからず
「ふーん」程度に思っていました。

体育はとっても苦手。
何をやってもうまくできません。
今思えば、視力のせいも
あったのかもしれません。

「弱視」と診断されたのは
中学一年の時の視力検査でした。
眼科に行くように勧められ
近所のクリニックを受診しました。

 

■もう治らない

眼科の先生に
「この年齢になると治る確率は0に近い」
「メガネやコンタクトでの矯正も難しい」
と告げられました。

手遅れだったのです。

「小さなころに見つかれば治る可能性はある」
とのことで、
12歳の私は大きくなりすぎていました。

矯正用の片方だけぶ厚いメガネを
3万円くらいで購入し
(母子家庭だったので家計がキツそうでした)
アイパッチを利用した訓練をしましたが
生活が非常に不便になるだけで
視力は一切回復しませんでした。

 

■調べてみた

大きくなると治らないのは
一体なぜなのでしょうか?

眼科医の茅野万理先生から教えていただいた
日本眼科学会のウェブサイトで
調べてみました。

とても分かりやすく書かれていたので
抜粋します。

※視力の発達の感受性期とは
もともと、人間は生まれたときからはっきりものが見えているのではなく、生まれた後に外界からの適切な視覚刺激を受けることによって発達します。外界からの刺激によって脳の神経回路が集中的に作られる時期のことを感受性期といいます。
人間の視覚の感受性は、生後1か月から上昇しはじめ1歳半ごろにピークに達し、その後徐々に減衰してだいたい8歳ごろまでに消失すると考えられています。この感受性期は、弱視の治療効果にも影響しやすい時期といえます。いいかえれば、感受性の高い時期ほど弱視治療に対する反応が良く、感受性が減るほど治療に対する反応が悪くなります。
日本眼科学会「弱視」より抜粋

なるほど。

大きくなると脳の神経回路が出来上がって
それと同時に視覚の感受性も完成するので
それ以降は、それを修正することが難しい
ということでしょうか。

視覚の感受性が養われる時期に
発見できるかどうかがキーなんですね。

しかし、私の娘のように
まだ会話をすることが難しい赤ちゃんは
どうやって弱視を診断するのでしょうか?

 

■赤ちゃんでもOK

その答えは、眼科医茅野先生の病院
「まきた眼科」のサイトの中にありました。

離れた場所からでも子供の目を
検査できる「両眼解放レフ」、
赤ちゃんの視力を測ることのできる
「グレーティングカード」や
うさちゃん模様の「ドットカード」など
まだ言葉を話すことのできない
小さな子供の視力を測るものが
ちゃんと用意されています。

詳しく知りたい方は「まきた眼科」の
サイトを見てみてくださいね。
http://makita-ganka.jp/

また、自治体によっては
小児医療費助成制度によって
保険診療の自己負担分が0円になる
場合があるそうですので、
お近くの眼科に問い合わせてみても
いいかもしれません。

 

いかがでしたか?

弱視は小さな子供の頃に
発見できるかがキー。

大切なお子さんの目を守るために
一度眼科で調べてみることを
強くオススメします。

 

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