【体験実話】マウスピース歯科矯正は噂と違った!

マウスピース歯科矯正をはじめて1か月。
わかったことがある。

痛い?目立つ?……噂と全然違うやん!!

噂は結局、噂でしかなかった。

マウスピース歯科矯正のことを気になっていて、これから受けるかもしれない人のために、実際にマウスピース歯科矯正をやっている最中のワタクシ「おかっぱミユキ」が、徹底的かつ赤裸々に解説していきたいと思う。

でも、私は専門の歯科医ではない、ただのミュージシャンだし、感じ方には個人差があると思うので、それを加味したうえで、素人目線のリアルな声を読んでいただければと思う。

マウスピース歯科矯正って何?

まぁ、文字通りだ。

透明のプラスチック製のマウスピースを使って、緩やかに少しずつ歯並びを整えていくスタイルの歯科矯正のことを言う。

プラスチックのマウスピースは、カッチカチというわけでもなく、ふにゃふにゃでもない。
例えるなら、スマホのソフトケースを超薄くした感じ。

程よく弾力があって、装着時にはがっちりホールドする。

だから、口の中にあっても、歯茎が傷ついたり、周囲が痛くなったりすることは、まずない。

金属の歯科矯正と何が違うの?

取り外しができる。
これが大きい。

食事の際には取り外して、心おきなく楽しむことができる。

そして、透明なので、金属のワイヤー矯正に比べて、圧倒的に目立たない。

しかし、ワイヤーに比べて引っ張る力が弱いので、痛みが少ない反面、歯並びの良し悪しで患者を選ぶ。
歯並びの悪い人は、マウスピース歯科矯正を受けられない場合があるのだ。

事前のカウンセリングの際に、歯並びを写真におさめて提出し、試験的なものに合格した人のみが受けられるという感じだ。

ハッキリ言っていくらなの?

私は、美容目的のリーズナブルな歯科矯正ではなく、クリニックで最先端の技術を用いた健康目的の歯科矯正を選択したので、75万円程度だった。

歯並びの状態によっては、もっと安い金額で済む人も入れば、もっと費用がかさむ人もいる。

質の良いものを受けるつもりなら、100万円くらいを覚悟しておくと、心の負担が少なくて済みそうだ。

手持ちが少ない人は、デンタルローンを利用して、分割で支払うことも視野に入れてもいいかもしれない。

健康保険は適用されるの?

一部を除いて、されない。
大抵の人が全額自己負担だ。

健康保険が適用されるのは

  1. 「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
  2. 前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)に対する矯正歯科治療
  3. 顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・手術後の矯正歯科治療

なお、これら保険適用される矯正歯科治療を行える医療機関は、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみになります。

この保険医療機関の名簿に関しては、地方厚生局ホームページに最新の情報が掲載されております。

日本矯正歯科学会サイトより抜粋

といった場合だ。

詳しくは、かかりつけの歯科で質問してみてほしい。

医療費控除はどうなの?

だいたいの場合が、いける。

保険金等で補填されておらず、かつ、年間で10万円以上の治療費を支払った場合は、対象となるそうだ。
ただし所得が低い人は、支払った医療費がもっと少なくてもいいらしい。詳しくはこのサイトを見てほしい。

歯科矯正も医療費控除対象に!控除される症例と計算方法
https://maaortho.com/column/deduction.html

もちろん、美容目的の歯科矯正は、対象外だ。

審美歯科と何がちがうの?

目的が違う。

いずれも歯並びが良くなるので、同じように感じるが、調べるにつれ、全く違うことが分かった。

前項でも触れたが、歯科矯正は健康目的の治療だ。
歯並びが悪いと、年齢を重ねたとき、歯周病などのリスクが高まり、歯を失ってしまうケースもある。噛み合わせが悪いと、顎関節症など様々なリスクもある。
それらのリスクの原因を、ゆっくり時間をかけて、根本的に「治療」をするのが歯科矯正。

一方、美容目的の審美歯科は、短期間で見た目を整える「施術」だ。
歯を削って被せ物をして見た目を整えたりして、客側が希望する歯並びに整える。
歯並びをキレイに見せることが、一番の目的だ。

歯は一生ものなので、矯正をする前に、リスクを十分考慮して、目的をしっかり持つ必要がある。

どうやって申し込むの?

かかりつけの歯科で「歯科矯正したい」と言うのが最も手っ取り早い。
カルテやレントゲンなどの事前資料があるし、顔なじみの歯科医にやってもらえば、安心感もある。

もし、かかりつけの歯科でマウスピース歯科矯正をやっていない場合は、インターネットで近隣の歯科を検索するといい。

私が受けている最先端の歯科矯正のサイトのリンクを貼っておくので、参考にしてほしい。

Smile TRU
https://smiletru.jp/

どのくらいの期間が必要なの?

その人の歯並びなどの状態によるが、1年から2年程度が一般的なようだ。

私が受けている最先端の歯科矯正は期間が少なめで、長くても10か月で矯正完了するそうだ。
ちなみに私の予定治療期間は9か月。

2021年の秋ごろには、健康的な歯並びになっている予定だ。

ズバリ!痛いの?

超気持ちいい。

例えるなら「メディキュット」や「スリムウォーク」などの圧着ソックスを歯に装着している様な、心地よい締め付け感だ。

あまりにも心地いいので、治療期間が終わった後、寂しくなってしまいそうだ。

私の場合、痛みは全くなく、違和感もない。
コンタクトレンズのように、マウスピースに慣れてしまえば、装着している感覚がなくなるので、ストレスフリーだ。

付けていて目立たないの?

気づかれたことは、これまで一度もない。

歯の表面に小さなボタンを付けるのだが、よーく見ると分かるレベルだ。
実際そんなにまじまじと他人の顔を見ることなんて滅多にないので、誰にも気づかれないのだろう。

それか、実は気づいてるけれど、言われなかったパターンか。

着けている時の動画を貼っておくので、参考に。

本当、着けているかどうかわからない。

お手入れは面倒なの?

むしろ楽。

中性洗剤で洗うことができ、歯磨きの際についでに磨けばピッカピカだ。
気になる人はマウスピース用の洗浄剤を購入して使用するといい。

私が受けているマウスピース歯科矯正は、2週間ごとに新しいマウスピースに交換するので、長期使用による劣化の心配もない。

私は面倒に感じたことが一度もない。

どんな時に外すの?

歯磨きの際と食事の際、そして、私の場合は歌のレコーディングの際に外している。

外して歯磨きできるので、いつも通りの歯磨きが可能。
特別な歯磨き粉を用意する必要もない。

食事の際は、基本的に外すのだが、砂糖の入っていないお茶等はつけたまま飲んでもいいそうだ。
ただし、熱いものは、プラスチック製のマウスピースが変形してしまう恐れがあるので、人肌程度に冷ましてから飲む必要がある。

歌のレコーディングのような、発音がシビアに問われるシーンでは、外しておいた方がベターだ。
マウスピースに慣れると発音もいつもと変わらず自然にできるけれど、私は一応外している。

外した時の動画を貼っておくので、参考にしてほしい。

発音は全く問題ない。

見た目も、横顔が映る際に、ちらっとボダンが見える程度。

気を付けることはないの?

先の項でも触れたが、まず熱いものを飲まないようにする。

そして、虫歯や口臭を防ぐため、歯磨きを怠らないようにし、マウスピースを清潔に保つ。

当たり前でシンプルなことばかりだ。
マウスピース歯科矯正していなくても、口の中は清潔にしたい。

子供は何歳から受けられるの?

「大人になる前に健康的な歯並びにしておいてあげたい」と思う親御さんもいるのではないだろうか。

いろいろ調べてみたが、矯正は、すべての歯が永久歯になる前、大体6歳くらいから「第一期治療」をスタートするのが一般的なようだ。
ただし、永久歯が生えやすい環境をつくるための治療をするため、「第一期治療」は歯ではなく、あごの骨などの矯正をするそうだ。

永久歯が生え揃うと、いよいよ歯を動かす「第二期治療」をスタートできる。年齢としては11歳ごろからが一般的なようだ。
マウスピース歯科矯正はこの「第二期治療」のときに選択することができる。

子供のマウスピース歯科矯正は、体育の授業などのスポーツや、習い事の際も、安心して装着できるため、人気になってきているようだ。

メリットは何なの?

気づかれずに歯並び良くなる

透明の目立たないマウスピースで緩やかに歯科矯正するので、バレずに歯科矯正ができる。
バレて困ることはないだろうけど……笑

おやつ食べなくなる

わざわざマウスピースを外してまで、おやつを食べるのが面倒になるため、間食をしなくなる。
その結果、ナイスボディーになれるかもしれない。

歯ぎしりしなくなるかも

マウスピースを付けたまま眠るので、私の場合、歯ぎしりをしなくなった。

同じ部屋で寝ている家族も、これにはにっこり。

ほうれい線消えるかも

私は出っ歯なので、唇が飛び出している様な横顔が特徴的だ。
そのせいもあって、ほうれい線が目立つ。
飛び出した歯が、あるべき場所に移動する事によって、横顔の不自然なシルエットが改善し、同時にほうれい線が消える可能性があるそうだ。

ついでにホワイトニングできる

私が受けているマウスピース歯科矯正の場合、矯正が終わったあとの「後戻り防止」のマウスピースを着ける際、歯のホワイトニングができる。

矯正と同時にやることもできるそうだが、マウスピースの変色などのリスクを伴うらしいので、医師の指示を仰いたほうがよさそうだ。

デメリットは何なの?

費用

特別な場合を除いて、治療費が自己負担になるので、なかなか大きな買い物になる。

デンタルローンもあるので、自分の収入と相談して決めるのがいいだろう。

私はクレジット一括払いで、ポイントをがっぽりいただいた。

先生との相性がミソ

歯科医が感じ悪いと最悪だ。
治療が完了するまでの期間、何度もその先生と顔を合わせなくてはならない。
それだけでストレスだ。通わなくなってしまっては元も子もない。

私のかかりつけの歯科医のように、感じが良く親切に対応してくれる医師ならば問題がない。

初めの歯科(医)選びが重要なキーとなる。

初回は時間がかかる

カウンセリングや型取りを経て、初めてマウスピースを着ける際の診療は、1時間程度時間がかかる。

取り外しの方法を習ったり、歯にマウスピース歯科矯正用のボタンを付けたり、注意事項の説明を受けたり、内容がぎっしりだ。

2回目の診察からは15分程度で済むため、初回さえ乗り切れば、そんなに苦ではない。

ギュイーン!

マウスピースを初めて着ける診察の際に、歯にボタン「アタッチメント」をつける。

光で固めるものなのだが、アタッチメントをキレイに磨くときに、歯科で最も嫌われている音「ギュイーン」が待っている。

とは言っても、歯を削っているわけではないので、痛みは伴わない。

がんばれ。

まとめるよ

ここまで長々と説明してきたが、ぶっちゃけ、マウスピース歯科矯正をやってみて、良かったかというと……
めっちゃ良かった。

強めにお勧めしたい。

18歳の頃、貯めたバイト代で車を購入しようとしている私に告げたい。
「そのお金で、歯科矯正するのです!」

まぁ、でも、今だからこそ、快適なマウスピース歯科矯正を受けられているとも言えるので、良しとしよう。

さて、素人目線のレポートは参考になっただろうか。
ブランドバッグや高級腕時計にお金をかけるよりも先に、マウスピース歯科矯正をやっておくと、人生が好転するかもしれない。

綺麗な歯並びは、盗まれないし♪

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