愚か者のために人生を無駄にしちゃダメだ。

料理することが
嫌で仕方ない頃があった。

献立考えるのも面倒だし、
買い物に行って重い荷物で
手がちぎれそうになるし、
洗い物で手が老婆になるし、
めちゃくちゃ自分の時間取られるし、
苦行でしかなかった。

何で女は料理しなくちゃいけないのか…
と悩んで、嫌すぎてハゲるかと思った。

三度目の結婚で、それが苦行ではなくなった。
今の主人は、何を作っても
「ありがとう」「美味しい」「ご飯が楽しみ」
と言う。

冷凍食品だろうが、インスタントだろうが、
お惣菜だろうが、残り物だろうが、
幸せそうに食べて、感謝を述べる。

なぜ彼はそれができるのか、
おわかりいただけるだろうか?

それは、家族の分の家事を
全部1人でこなせるから。

仕事をしたり育児をしたりしながら、
一家の家事を全てこなすことが、
どれだけ大変なのか、
体感したことがあるからなんだと思う。

私が1年くらい家を空けても、
家事に於いては、おそらく問題ない。

だからか、彼は絶対に配偶者を貶さない。

感謝を伝えることにより、
相手は自信が芽生え、それにより、
より効率よく質の高い成果を
出すことができるようになる。

では、逆はどうだろう?

貶すことにより、相手の自信を潰し、
効率の悪化に伴い、質も下がっていく。

つまり、配偶者を貶すことは、
己を不幸に貶める、
愚かな行為だということだ。

これは配偶者のみにとどまらず、
すべての人間に当てはまる。

ドMでない限り、
貶されて才能を発揮するものはいない。

我々、大人がされて嫌なことは、
もちろん子供も嫌なはずだ。

わずかな努力にも気づき、
感謝を伝えることで、
そこにいる皆が笑顔になる。

つまり、人を貶す人間は
只の愚か者なのだ。

もしあなたが誰かに貶されたら、
徹底的に無視するといい。

そして、なるべく早く
「その人間と二度と会わなくても済む環境」
に身を置いて欲しい。

親でも兄弟でも親戚でも先生でも友達でも、
貶してくる人間とは縁を切るのが一番だ。

そのためには、まず、
一人で生きていける能力を身につけること。

そして、自分を褒めること。

日本では、自分で自分を褒めると、
古い価値観の人間が変なことを
言ってくる事もあるが、
相手にする必要はない。

「あなたは生きていていいんだよ」
「幸せになっても良いんだよ」って
毎日鏡に向かって言うといい。

それができたら花丸だ。

愚か者のために人生を無駄にしちゃダメだ。

人間はその人だけじゃないし、
世界は思ったより広い。
素晴らしい人は、めちゃくちゃ沢山いる。

最後に、最も大切なことは、
相手を褒めることができる
心を持った人間になることだ。

私もまだまだたけど、一緒に頑張ろうぜ。

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